花こまの旅ブログ

公演先での感じた事を思いのままにつづります!

心揺さぶる唄三線(花こま30周年・こまの会40周年記念フェスティバルを終えて)

日々、真近で訓練を体感する伊江島。あれ程、厳しく、辛く、悔しい、そんな思い、感情を毎日抱いているはずの、伊江島からやって来られたゆきこさんが放った、唄三線は清らかで、凛として曇りが無く、それでいて穏やかで、謝花さんの抱いてきた苦悩、それに呼応する思いが優しく鎮められ、もう涙しかありませんでした。心揺さぶる感情から平和を考えさせて頂きました。島の窮状を訴えるため、阿波根さんはじめ伊江島島民が命がけで沖縄本島を訴え廻った「乞食行進」と重なり、もう涙は止まりませんでした。

生活を見直す勇気(花こま30周年・こまの会40周年記念フェスティバルを終えて)

沖縄からお越しの謝花さんのお話、福島からお越しの大橋さんのお話を伺い、大量生産、大量消費の日常生活を見直さなければ、地球規模の破滅を招くんだなと思いました。結局それらのつけは、これから暮らす孫子の代まで降りかかるんだと思うと、胸が痛みました。景気がいい、株価が上がっている、給料がいい、物に不自由をしない、便利、そういう価値観の中でいると、沖縄の基地建設は進み、原発は再稼働していくんだと思いました。できるだけ小さな単位で必要なものを必要なだけ生産し消費する、ちょっと考えれば当たり前の事なのに、その当たり前さへ考えなくなってしまっている自分を感じました。もう一度、生活を見直して、できる事に挑戦して、少しでも孫子の代への負担を減らす努力をしたいと思いました。                               

また、来年ね!(秋の猿まわし&花こま公演)

今年も、たくさんの皆様にお世話になりました!例年になく色んなハプニングがありましたが、無時「秋の猿まわし&花こま公演」を終える事ができました。大介さんが、地元鞍手町歴史民俗博物館の企画展に取り上げられ、自分で歩んでこられた「猿まわし」の芸を振り返り、再度大きな自信と誇りを再確認する機会になったんだと感じています。今回の公演や私達との会話にそれが表れていました。そんな大介さんから、私達も大きなエネルギーを頂きました。鉄平君の更なる前進に負けないように、私達も新しい作品づくりに挑戦し続けたいと思っています。また、来年にはたくさんの皆さんの下で公演ができる事を願っています。
演目:八丈島太鼓 猿まわし鉄平君 南京玉すだれ 猿まわしいっぺい君 寿獅子